新型コロナの影響はヨガ業界にも及んでいます。様々な課題がある中、オンラインレッスンによって活路を見出す事業者もいます。
今回は、ヨガインストラクターを務める柳本和也さんにインタビューを行いました。
遠くの方が気軽に参加できるのがオンラインレッスンのメリット
Q: どのような経緯でオンラインレッスンを始めましたか。
オンラインレッスンは最初すごく抵抗がありました。 やっている方からメールもらったり、生徒さんからやって欲しいとの要望がありまして、でもセッティングが全然わからない状況でした。 4月からひと月くらいかけて部屋を片付けて、ようやく動けました。
Q: やってみてよかったポイントはどこですか。
やっぱり地方の方とか、なかなか会えない方に画面上でも会えてるような気持ちになれるところがよかったです。遠いところだと沖縄、北海道、ニュージーランド、台湾などなど。 台湾の方はお会いしたことさえないんですよね。
また子供が産まれた生徒さんとか、そういうリアルだと来づらい方とかにとってもいいですよね。生徒さん側からしたら自由に退出できる感じもいいだろうなと思いました。
Q: オンラインのメリット、デメリットはどんなところにありますか。
デメリットでいうと、きちんと見づらいところですね。ヨガだと腹式呼吸になってるかとか、背骨の位置のどこが出ているかとかが重要なんですけど、そういうのが見づらくなってしまいました。
いいところで言うと、先ほども言いましたが遠くの方が気軽に参加いただける点ですね。
Q: オンラインレッスンを通じて、参加者にはどのような体験をしてもらいたいと思っていますか。
今は大人数でザーッと動く、フローのクラスだけをやっています。
なんですけど、今後、やっていきたいのは個人レッスン、とまではいかなくても、少人数のお茶の間のようなクラスをやってみたいですね。 友達に教えるみたいな感じで話しながら、こうしたらいいああしたらいいって言いながらやっていきたいです。
Q: こういう人にご参加いただきたい、こういう人に続けて欲しいとかはありますか。
みんなに続けて欲しいですね。ヨガだと、どうしてもハードなクラスとかをよく耳にしたりします。
僕のレッスンはいつでも抜けられるから、本当に気軽にヨガを始めるきっかけに自分が役立てればいいなぁと思っています。 ハードルが高いとか初めて会った方には言われるけど、そんなことはありません(笑)
レッスンは「その方たちの思うように使ってもらえたらいい」
Q: オンラインレッスンで長く続けてもらうために必要なことってなんでしょうか。
まず家にマンドゥカのどしっとしたマットを引くと、すごくナチュラルにヨガに入っていけます。
オンラインクラスを受講する場合、スタジオと環境が違うので、どうしても集中力が続かない場合もあると思います。 お子さんが泣いちゃったり、宅配便が来たり……。長い時間やろうと思わず、ちょっとした10分、15分くらいでやってみるとか。できない日もあるしやる気の出ない日もあるし、長い目で続ければいいと思っています。 気軽にやれたらいいと思います。
Q: レッスンをこういう風に活用して欲しいとかの思いはありますか。
その方たちの思うように使ってもらえらたらいいですね。 オンラインのクラスをやらせてもらって、これまで「参加者には思う形になって欲しい」と思っていたのがすっかりなくなりました。硬い方もいれば柔らかい方もいると思えるようになりました。
人それぞれの形があるし、自分の押し付けは無くなりました。だから寄り添うようなレッスンを心がけています。
ラジオ体操をやってるおじいちゃんおばあちゃんを見ていると、人それぞれやって気持ちいいからまた明日も行こうとか、形にこだわりはないですよね。動くだけでもいいんです。
Q: よくいただく感想はありますか。
声が低くていいっていうのはよく言われますね(笑)
Q: 参加者同士のやり取りはありますか。
あんまりないですね。だけど最近はクラス終わったあと、ちょっとずつ参加者同士で喋るようになりました。
Q: オンラインレッスンに取り組んでみて感じていることはありますか。
率直に何でもやってみるもんやな、と思いました。 オンラインには抵抗があり、自分には絶対無理と思っていましたが、やってみていい部分もありました。リアルのレッスンでは感じれない部分があり、裾野が広がりました。
Q: 柳本さんのレッスンの受講を検討している方に対して一言あればお願いします!
是非一度受けてみてください!
今回はヨガインストラクターの柳本和也さんにインタビューを行いました。
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