世界一のエステティシャン、ジュミ・ソンさんがキャリアを切り開くまで

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「あなたのマッサージは世界一」。

そうレディー・ガガさんに言わしめたのが、彼女の専属フェイシャリストを4年半務めた米国トップ・エステティシャンのジュミ・ソンさん。
二十歳のときに単身で渡米し、美容業界の第一線でキャリアを築いてきた彼女は、現在MOSHでオンラインサロンを開き、さまざまな方の人生を好転させるサポートをしているひとりでもあります。
今回は、そんな世界一のエステティシャンが、トップに登り詰めるまでに歩んできた道のりについて、お話を聞きました。

ジュミ・ソン
N.Y.とL.A.を拠点とする美容家。ヤマノ・ビューティーカレッジ・ロサンゼルス校を卒業後、ハリウッドで活躍するメイクアップアーティストに。その後メディカルスパ業界の第一線でエステティシャンとして活躍。2009年からは五ツ星ホテルのスパへ移り、Hotel Bel-AirとThe Beverly Hills Hotelではエステティシャンとして歴代セールス1位に。2014年に独立後、4年半にわたりレディー・ガガの専属エステティシャンとして活動する。2018年L.A.に自身のスタジオをオープン。俳優、モデル、ミュージシャン、経営者から主婦まで幅広いクライアントから絶大な支持を得ている

短大卒業後、すぐに渡米。勉強しながらクライアントに施術を

――まず、ジュミさんが美容に興味をもったきっかけは何だったんですか?

ジュミさん:
学生時代、なぜか人の眉毛を抜くのがすごく上手で、昼休みには友だちが順番を待っている状態だったんですよ。それで、「これが仕事になるなら、素晴らしいことなんじゃないか」と思ったのがはじまりです。
90年代当時は海外のスーパーモデルが流行っていたこともあり、美容の勉強をするなら、アメリカだ! と短大を卒業して20歳のときに渡米しました。

――まさかの眉毛スタートなんですね…(笑)。当時は学校選びやビザなどはどうされたんですか?

ジュミさん:
当時は留学エージェンシーを訪ねると、語学学校から寮まで、すべての手配をしてくれましたね。
ただ、今とは違って事前情報もないのでカルチャーショックもいいところ。はじめの3日間は人との距離感が辛くて、ホテルから出られず、ごはんも買いに行けずに過ごしました。
まず半年間語学学校に行って、日常会話を習得してからは、美容学校に入るためにL.A.に引越しました。
はじめの1ヶ月はホテル住まい。電話帳を見ながら美容学校を探していました。そんなか、たまたま見つけた美容学校の校長先生が日本語が話せる方で、アパート探しから家具探しまで全部助けてもらいましたね。

――アメリカの美容学校では、どのようなことを学ぶんですか?

ジュミさん:
当時メイクアップアーティストになるには、まずエステティックのライセンスが必要だったんですよ。なので、はじめはフェイシャルエステを学んでいました。
学校ではクライアントに施術をしながら勉強をしていくんですけど、どんどんクライアントがついてきてくれましたね。
技術を要する仕事は人に触っていかないと成長しないんですよ。理論を理解することも大切だけど、感覚や人とのつながりの世界でもあるので、とにかく友だちでも家族でも多くの人を触ってみてほしいですね。
学校に通ったのは半年程度。あとは家でみっちり勉強して、教科書の内容をそのまま全部覚えて試験に挑みました。

異国の地でゼロからコネクションを作るためにやったこと

――資格を取られたあとは、どうキャリアを切り開いていきましたか?

ジュミさん:
L.A.には、映画監督を育てる学校がたくさんあるので、掲示板に名刺を貼りにいっていました。学生が短編映画を作るのにはメイクさんが必要だから。もちろん、ギャラはないけど、それをいくつも重ねていくと、コネクションや技術を見せる場が得られます。
当時知り合った学生が映画会社に就職したり、実際にものすごい監督になられた方もいらっしゃいます。コネクションって、出会ったときにはわからないけど、後々すごくいい関係になったりするんですよね。
ハリウッドの仕事も、学生からの繋がりです。近道なんてない。地道に人との繋がりを大切にしていくしかないと思っています。

――他に、仕事を増やすためにやっていたことはありますか?

ジュミさん:
すぐに結果が返ってくる世界ではないから、技術を磨くことに集中していました。たとえ需要を感じなくても、忍耐強く自分が信じることをずっとしていけば、必ず芽は出てきます。

私はお顔の仕事をしているから、お顔に対する勉強はやめないし、これまでにいろんな人のクラスをとってきました。

美容業界は変化し続けています。勉強をやめると流れの枠から外れていくだけなので、つねに勉強し続けるのは大事ですね。

――異国の地で仕事をするにあたり、困難などはありましたか?

ジュミさん:
アメリカではどれだけ自分のことが主張できるかで判断されることが多いので、切り替えが難しかったですね。
自分ではどれだけ技術があると思っていても、技術で見てもらえずに、口が上手な人に仕事を持っていかれてしまったこともあります。
そのたびに、他の人を真似て大きな声やジェスチャーを会得したほうが良いんじゃないかとも思いましたが、「自分らしさ」を見つけるとそれが個性に変わることに気づきましたね。

「自分らしさ」を見つけると、全世界のパスポートになる。相手に自分を伝えるには「言葉」しかないから、会話はすごく大事ですね。会話の勉強は頑張ってしてほしいです。

行き詰まったら、立ち止まればいい。そのうちシグナルがやってくる

――その後、ジュミさんは一度日本に活動拠点を移されていますよね。これはどのような心境だったんですか?

ジュミさん:
24歳のとき、メイクアップアーティストの仕事をしながら、なんとなく先が見えなくなってきた瞬間があったんですよ。これから不安定な生活を何年を続けていくのかと思ったとき、まったく先が見えなくて行き詰まってしまった。

そんなとき、美容学校でエステティシャンの勉強をしていたことを思い出して、一度日本に返っていちからやり直そうと決めました。
それ以来、行き詰まったら、とにかく行き詰まらなくなるまで止まってみることを意識しています。何かにしがみつこうとすると、どんどん穴を掘ってしまうから。いつかシグナルは来るので、焦らず止まるのが大事ですね。

私も日本で4年間美容の仕事をしてから、「もう学べることは学んだんじゃないか」と自分のなかでシグナルが来たとき、何の葛藤もなくアメリカに帰ろうと自然に思えました。
そして、帰ったときには24歳のころとは全然違う、新たな自分がいた。そこからはずっとエステティックの世界で働きっぱなしです。

立ち止まっても、それは次のスタートのためにエネルギーを貯めてるだけ。たとえ何年後であろうと、必ずまたスタート地点に立てますよ。

人の顔は、マッサージだけで大きく変わる

ジュミさん:
アメリカに帰ってきてからは、メディカルスパがちょうど流行り出していたので、飛び込みました。英語はあまりできなかったけれど、技術を持っていたので、トップのメディカルスパでお仕事をすることができて。どんどん自分に自信がついていきました。

その後、業界を五つ星ホテルのスパへ変えました。五つ星なので、Forbesの検査官が突然クライアントで来てテストをしたりするんですけど、それをクリアしながら、7年間ほど働きましたね。

2014年には、働いていたホテルのうちのひとつが、スパの従業員を強制解雇したことを「サイン」だと感じ、独立して、クライアントの家に直接行くようになりました。

独立を考えている方は、まずはとにかくファンになってくれるクライアントを増やすことがポイントだと思います。

――ジュミさんはレディー・ガガさんの専属のフェイシャリストもされていたんですよね。

ジュミさん:
クライアントからの紹介で、はじめて伺ったのがグラミー賞の当日でした。その後彼女はツアーに出て、9ヶ月後に帰ってきてすぐに呼ばれて、「このマッサージは毎日できるものなの? 毎日して」って(笑)。

そこから4年半、毎週のようにずっと一緒にいました。全国ツアーや日本に行くときも、テレビ出演やアワード、映画の撮影期間も、すべてご一緒させてもらった仲です。

一番学んだことは、「人の顔ってマッサージでここまで変わるんだ」といいうこと。それが自分の自信にもつながりました。
そして、彼女のジョアンツアーがおわってからは、自分のスタジオをオープンしました。

マッサージもサロンも「内面から変わること」を大切に

――改めて、ジュミさんのフェイシャルマッサージの特徴を伺っても良いですか。

ジュミさん:
世界にはさまざまなフェイシャルマッサージがありますが、すべてのゴールは「血液の流れを良くすること」で、手法が国の文化によって違うだけ。私はこれまで学んできたことを全部ミックスさせています。
どんなに高い化粧品を使っても、中がきちんと機能していないと行き渡らない。血流やリンパを整えて、内側からいいものを引き出してあげると、肌は変わるんです。

顔の筋肉はみんな一緒なので、そのメソッドを使って、内面から肌を変えていくのが私のマッサージです。
それに、「手だけでこれだけ変わる」「自分の家でもできる」ということをわかってほしい。家で毎日3〜5分マッサージするだけで、肌質や顔の形は変わっていきます。

「世界一のフェイシャルマジック」の書籍ではおうちでできるマッサージを5つ紹介しているのでぜひトライしてみてほしいです!

ーー現在ジュミさんがMOSHで展開しているオンラインサロンの内容について詳しく教えてください。

ジュミさん:
「表面だけではなく、内面から変わること」をテーマに、30人限定で、月に一度セッションしています。たとえば、「生まれ持った顔を好きになる」というようなテーマを掘り下げて1時間半話したりしています。
人生は見方次第で大きく変わるので、皆さまと一緒に成長していきたいという思いで行っています。

ーー最後に、ジュミさんの情熱の源を教えてください。

ジュミさん:
今、美容の世界は混乱していくばかり。行き先がわからない女性のために何かができればと思っています。私はいろんな方からのお話も聞いているので、それを皆さんと分け合って一緒にモチベーションを上げていければなと思います。

ーーインタビューありがとうございました。
今後日本でも時間の許す限り積極的にご活動を展開されるということですので、MOSHとしても全力で応援させていただけたらと思っております!
引き続きよろしくお願いいたします!

そして、読者の皆様、今後のジュミさんの日本でご活動を楽しみにお待ちください!

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